本日臨時休業

体調不良なわけではなく、もう気がそぞろと言うか納得できなかったので今週はちょっとアップを見送ります。大した文章力でないからこそ、拘ると結構拘るんですよね・・・私の悪い癖なのですが。で、その気がそぞろな理由と言うのが先日見てきました

劇場版・薄桜鬼　第二章

です。まぁＴＶ版をそのまま時間短縮駆け足で～と言うのは劇場版でよくある手法ですから、急ぎ感は元より覚悟しておりましたし。むしろ、ダイジェスト的に全体像が分かってよかったかな程度に最初は思ってたんですが・・・

あの結末は無いでしょう、脚本家さん・・・

以下、ネタバレになってしまうので反転と追加リンクさせときます。見ていない方、または見てご満足された方は読まないでください。つーか、このせいで私は薄桜鬼が書きたくなったぞ。納得できないにもほどがある！天さん、これしか感想ありません！すいません！！

ダイジェスト版、と言うことで多少の覚悟はしていたものの

正直、納得できないことだらけでした。

まぁ、素人ですので個人的な感想と思って下さい。だけど言わずにいられない・・・まず、主人公の千鶴ちゃん。元々乙女ゲーの主人公の性格は万人受けするように設定されているので、アクが強くないことは分かってました。好みの性格してる方が珍しいので、プレイそのものはしてなかったんです。まぁアンチというわけでもないんですが・・・今回の劇場版の、役に立たないというかお荷物以外の何物でもなさ感は一体どういうことだ！？むしろいなけりゃ左之さん死ななくて済んだんじゃない！？・・・まぁ、しぶとく生きてる可能性も無きにしも非ずなんですが。元々後半は出番が少ないにせよ、あれじゃ主人公の意味が無い。隣で見ていた友人も、いつ私が席を立つかハラハラしてたことでしょう。すまぬ、友人Ｏよ。
基本土方ルートのため、他の隊士の出番は削られるのは仕方ないにせよ総司君の見せ場が全くと言っていいほどありませんでした。生きては戦場の修羅、尽きては一握の灰。彼の場合正にそのままのゲームストーリーだったので、今回の映画はひっじょーーに残念でしかありません。総司ルートのスチルは、音楽を拾っているだけでも出てきていたので期待はしてた分を差し引いても酷い。総司ファンからは総スカンを食らっても仕方ないと思いました。ご都合主義的な展開のアニメ版にも言いたいことは山とありますが、それにしたってもう少しこう・・・私の中で総司君は可愛い弟分なので、不満が残りまくりでした。
今回数少ない見せ場でいいなぁ、と感じたのは山南、藤堂、斉藤のこの三人でしょうか。生き方、散り方、数少ない私の知識の中でも非常にしっくりきた形の三人でした。ちなみにこの三人はそれぞれ、同じ穴のムジナ的従兄・可愛い弟その二・三です。ちなみに源さんは嫁になりたい候補Ｎｏ.1で近藤さんはお人好しで困ってしまう兄、新八・左之は手のかかってしょうがない弟、ただし年が近いので問答無用で手や足が出る悪童どもの位置づけ。新八さんの離隊に関してもあまりに説明も心情も描かれなかったので残念の一言。近藤さんが後の、流山で投降する大きな原因の一つなのになーんの描写もなかったのは本当に残念です。いくら時間が無いにせよ、土方ルートだからこそ外せない場面だと思うのは私だけでしょうか・・・
そう言う意味では風間のちー様の出番は悪くなかったかも。贔屓目を除いても、ちー様らしさは損ねられてはいなかったと思う・・・ラスト以外は。正直、ちー様があーまで執着する理由が千鶴ちゃんに見えないからなんですよね。ま、いいか。次行こう、次。
大トリは土方さん。・・・うん、まぁ。非常に残念。この一言。薄桜鬼の中で一二を争う好きなキャラだけあって、がっくりきたのは他のキャラの比ではありません。いっくら面倒見が良くて心配性の過保護な性格（身内限定）にしたって、ただおっかけてきただけ（しかも殆ど誰かの力添えだけで）の人物に絆されるような薄っぺらな男じゃなかったと思うんですが。つか、あんな人が最後に残ったんじゃ先に逝った隊士が浮かばれないとすら思ってしまいました。

どんなフィクションにも言えることですが、ラストはその作品の出来の8割を左右する場面だと思います。だから死ネタや悲恋がいいというわけではありませんが、その要素があるからこそ生きる作品ちゅーのは絶対あるんですよ。例え死ネタや悲恋で終わっても、残るものは残ります。中途半端が一番タチが悪い、とは私の持論ですが。おかげで自制していた薄桜鬼を書きそうで怖い・・・覚醒の方が、半分も行っていないのに他のジャンルに手ぇ出してる場合か！？となんとか押しとどめていますが・・・夢に出てきた時点で、敗北は目前のような気がします。ただなあ・・・このままだと、千鶴ちゃんの位置がなあ・・・